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「とさぶし」に掲載されました

2021年07月22日  お知らせ

高知県が発行している情報誌「とさぶし」にめろでぃーが紹介されました。

子どもの頃から日本舞踊を習い、また何かの折に着る機会も多く、着物は常に身近な存在だったという桑名さん。今から約40年ほど前に高知市内に衣料品店を立ち上げ、そして現在は高知市はりまや町のお店でアンティークの着物の販売や着物のリメイクを手掛けている。「着物を捨てたという話をよく耳にします。普段着として着物を着ていた世代が高齢になり、自分では着られないし保管するスペースも無く、結局捨ててしまうという人が多いんです」。そんな話を聞くたびに、どうにか残すことはできないかと考えるようになり「着物のリメイク」にたどり着いた。  店に並ぶのは、大正時代や昭和初期に作られた色鮮やかな着物をはじめ、コート、ワンピース、バッグ、クッション、傘まで、着物や帯をリメイクした品がズラリ! 洋服はどれも普段着として着られるものばかりで、着物ならではの柄が生かされている事はもちろん、軽くて着やすいと機能性も兼ね備えているのだとか。現在は毎月30着ほどを仕立てるそうで、実際に着物をリメイクした方からは「母がそばにいるよう」「親戚一同で涙ながらに故人を懐かしんだ」など喜びの声が続々と届いているという。「できれば着物をそのままのかたちで受け継いでもらうのが一番なんですが、現代ではどうしても難しい面はあります。だったら思い切ってリメイクしてでも残してもらいたいんです。着物にはその時代の文化や豊かさが反映され、着ていた人の思い出もたくさん詰まっていますから。眠っている着物がないか、一度ご実家のたんすの中をのぞいてみてください」。